在宅介護の覚悟
母の容姿が、父の亡くなったあとは
さながらビフォアアフター
調子を崩したこともありますが
老けこみ方がすごく。
あと、以前とはちょっと違うキレ方をすることがあります。
たとえば、
台所でやかんを沸かしていると目眩がするとか言うので
お湯を沸かすのは、電気ポットを使ってもらうようにしたのですが、
私が、ガスコンロを電気コンロに買い替えようとしていると決めつけて
「好きなようにはさせないわよ」と凄んだり、
母が気に入っているぬいぐるみ。
冬になると、
Yおばさんの手編みの赤いチョッキを着せているのですが
それが見当たらなくなり
私が勝手に捨てたということになっているのです。
記憶力に関しては
目立って気になることは無いのですが
これから
何が起こっても不思議ではないのです。
「家族の介護には限界がある」
とも言われます。
怖いような不安と
ヘルパーさんを頼んだりしながら
限界までかかわりたい気持ちと。
いえ、今のところ
これでも希望に燃えているんです。
それは、私が仕事でかかわらせてもらった方たちから
「人間、極限状態でもどうにかなる!」
っていうのを見させてもらったからかもしれません。
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